03月07日(木)、曇時々晴れ間。陽がさすと気分は明るい。やっぱり「冬季うつ病」と自己診断してみる。が、「老人精神科」医師・和田秀樹氏は「うつ病になると、食欲がわかない、意欲がわかない、疲れやすい、物忘れがひどい、眠れない、といった症状が現れます」(『老害の壁』p129)という。
「物忘れがひどい」以外は全く当てはまらない。食い物は本当にうまいと思うし、よく眠れる。「うつ病」ではないみたいだ。
高校の同級生(友人)・S君の突然の訃報が、今朝届いた。これも、同級の友人から電話で知らされた。青春時代を共に過ごし、その後も連絡を取り合っていた(だんだん疎遠になっていたが)。「とうとう君も逝ったか。語りたいことがたくさんあったのに。」
『時をかける台湾Y字路』からの引用を続ける。台湾は、「多文化共生」で先を行っている。
「(前回から続く)映画のなかで永瀬正敏氏が演じた嘉義農林の近藤兵太郎監督は、漢人・原住民族・日本人という多様な民族が入り混じり一緒に努力するのが台湾の良いところだ、という言葉を残している。
現代の国際社会のなかで「国」として認められず、アメリカ・中国・日本の真ん中に位置し常に難しい舵取りをせまられる台湾だが、そんな状況にありながらも良いとこどりでたくましく、国際的にも着実に発展をみせている。
ことにジエンダーの進歩性や同性婚の立法化、積極的な移民政策など、多様性ある社会としてアジアでも先行する台湾の多文化共生の姿を、近藤監督は野球を通して見いだし、いち早く予言していたのかもしれない。
展覧会レセプションの晩、会場から出ると古色を帯びてすがれた華山1914の柱の脇に間もなく満ちる月が光っていた。酒造工場ができた1914年。琴道館の前にまだ水路が流れていた1931年。「幸町」から「齋東街」へ、「昭和」から「民国」へ。景色はうつろえども、月だけは変わらずに輝いて空にある。」(p108〜109)
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