3月27日は「さくらの日」です。 1992年(平成4年)に公益財団法人・日本さくらの会によって制定 されました。 日本の代表的な花である桜への関心を高めることと、花と緑の豊かな国土を作ろうというのが目的。
では、桜の思い出話など。
中国の日本語を勉強している学生さんと話をすると、日本のイメージは富士山と桜という返事が多かった。理由は教科書に日本=富士山。桜と、あるから。その教科書ももう使えなくなったので、その後変わったかもしれませんけど。
以下はカンコロのお話。
右肩が上がらなくなって、うつうつとした数年。その後、少しマシになったので、地域の高齢者の転倒防止運動の太極拳へ行った。
高齢者の、というは表示されてなくて、知らなかったが、無料で教えてもらえると思って行った。今思えば、この時に違う選択をしていればまた違った結果があったのかもしれないけれど、いい年をして、子ども扱いされるという妙に嬉しい環境でもあったので、通い続けた。
そこで、指導員として、知り合った方が、その後、カンコロを仕込んでくださった。無資格の方だったし、どこにも所属されていなかったので、資格などとは無縁で、ただ、ご自分がかつて教えてもらった中国の太極拳をもとに、教えてくださった。
教え方は同じことを繰り返して毎回言って下さる。自分が少しずつ進歩していけば、同じことを言われてもいずれわかる時が来る。というのを教えていただいた。気がする。
教えていただけるだけでなく、ご自宅で作った野菜をどっさりくださったし、季節、折々にあちらこちらと連れて行ってくださった。牡丹の花見や、ビッグひな祭り、上板の桜、などなど。仕事をしていたので、通えない時もあったが、家に帰ると玄関先にお野菜がおいてあったのはこの先生のお野菜だった。
2018年のお花見に連れて行っていただいた、時のことがこのブログにある。仕事で不在が長く、2017年戻って来た時も食事に連れて行って下さり、また、一緒に練習をしようと誘ってくださった。
今回も、そうだろうと思っていたのに、2023年7月に帰って来た時、二度の入院をされてご自宅で静養中だった。中国のお土産とお見舞いを、ご自宅にお届けしたが、奥様の話では、ほとんど一日寝ていらっしゃるそうだ。
その後、太極拳の先輩が亡くなったお葬式でお会いした。意外に以前と変わらぬお姿で、お元気そうだったが、
「もう、太極拳はできなくなってしまった。」と、小さい声でお話しされた。
高齢者の転倒防止運動の太極拳の会も高齢化がさらに進み、かわいがってくださった諸先輩たちは、ごくわずかになった。寂しい。
もう一つは、中国人留学生の思い出。