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   蘇州日記   
2015年4月から蘇州に単身赴任しています。蘇州での生活をブログに書いてる人が大勢いて、赴任前にとても参考になったので、真似することにしました。
  蘇州軌道交通の旅(38)     
2018-07-23 13:35:21


今回は地下鉄4号線の孫武記念園(スンウージニャンユアン)という駅の紹介です。

 

 

 

 

前回紹介した活力島からひとつ南に行ったところにあります。

 

 

 

 

簡単に想像が付くと思いますが、この駅の近くに孫武記念園という施設がありまして、今回のブログは地下鉄の駅というよりはこの施設を紹介する回になります。

 

孫武は春秋時代に呉の軍師として活躍した人物で、「孫氏の兵法」で知られています。

 

孫武記念園は彼を記念した施設です。

 

 

 

政党などの政治勢力は、敵対する政治勢力との対決姿勢を演出することによって支持層の求心力を維持しようとします。

 

複数政党制が敷かれる民主国家では、政党同士の対立が求心力維持の為の装置として機能しています。

 

ところが、実質的な一党独裁制である中国では、政党同士の対立がないので、他の対立構図が必要です。

 

かつての中国では「資本主義との対決」という姿勢を求心力維持の装置として利用していました。

 

この時代には、孔子批判に見られるように、中国の伝統文化はしばしば「ブルジョワ的」として否定的に扱われました。

 

 

 

ところが、1980年代に?小平が改革開放(=市場経済の導入)を始めたことにより、資本主義を敵とみなすことができなくなりました。

 

「社会主義 vs 資本主義」に代わる対決構図として持ち出されたのが、「中国 vs 他国」という構図です。

 

ここに至り、中国の伝統文化を大切にする方針にシフトします。

 

この流れに従って始められたのが「愛国教育」です。

 

愛国教育はもちろん、学校での教育がメインなのでしょうが、それ以外に、愛国心を育てるのに役立つ施設が全国に建設されました。

 

南京大虐殺紀念館が有名ですが、この孫武記念園もそうした愛国教育施設のひとつです。

 

 

 

とは言え、孫武を記念する施設を作るというのはちょっと難易度の高い仕事です。

 

なんでかって言うと、孫武についてはわからないことが多く、彼の自筆の書物のような展示に値する有形物も存在しないからです。

 

それが、この施設が「記念館」ではなく「記念園」になった理由なのだろうと思います。

 

この孫武記念園は基本的には巨大な孫武の銅像が立つ公園で、その一部に小っちゃい記念館が付いているという構成になっています。

 

 

 

こちらが孫武の銅像。高さが5.5メートルもある大きな像です。

 

 

 

 

それ以外は一見すると単なるだだっ広い公園です。

 

 

 

 

一部には池があって、釣りをしている孫武の等身大の像があります。彼は釣りをしながら兵法のインスピレーションを得ることが常だったそうです。

 

 

 

 

しかし、孫武が釣りをしている横には「釣り禁止」の看板が(笑)

 

 

 

 

公園の中央部分には、こんな風に穴が開いたような形になっています。というか、この穴の底が1階で、それ以外の部分が2階という表現が正しいです。

 

 

 

 

この1階のごく一部が記念館みたいな感じになっているのですが、展示すべき昔のモノは特にないので、現代において、いかに孫氏の兵法が広く親しまれているかを紹介するスペースという感じで、メインの展示物は孫氏の兵法を紹介した世界中の書籍です。

 

 

 

 

日本で発売された本もありますよ。

 

 

あれ?中国史に関する外国で発売された書籍は中国への持ち込みが禁止されてるのですが、これらの本はOKなのかな?

 

 

 

本以外にも、お酒やTシャツなどの商品に孫武の名前や彼の言葉が書いてあるのが紹介されています。

 

 

 

 

 

あと、「現代の偉人たちも孫武を尊敬してますよ」というコーナーがあって、毛沢東とかが紹介されている中に、孫正義さんも混じっています(写真を撮り忘れましたが松下幸之助さんもありました)。

 

 

 

 

孫正義さんは孫武の末裔と自称しているのですね。知りませんでした。

 

尚、実際の孫武は歴史書にも後半生についての記述がなく、子孫がいるのかどうかは不明です(^^)

 

 

 

この駅の周囲には、おそらく数年前までは孫武記念園以外には何もなかったのだろうと思います。

  

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