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| | こうした日本僧の一人に、無夢一清(1294〜1368)がいます。元に滞在すること30年と長く、多くの師友と交流をもちました。それを証するかのように、無夢のために書き贈られた文章や詩、すなわち墨蹟が9通伝存し、入元中の足跡と交流を今に伝えます。こうした墨蹟は、彼の禅僧としての成長、精神的境地の深まりを物語るものです。ちなみに、一人の日本僧に与えられた現存する墨蹟数として、9通は突出した多さであり、無夢一清の修行の歩みを特色づけています。
帰国後は、京都・東福寺の第30世住職をつとめましたが、師の玉渓慧瑃ゆかりの備中(岡山県)・宝福寺の基礎を築くことに専念しました。中央で禅僧のエリートとして活躍するよりも、一地方に禅を根付かせようとする生き方を選んだようです。
ところで、無夢一清は、関連する遺品が大変少ないこともあり、今まで顧みられる機会が少なかった禅僧です。無夢一清にかんする初の展覧会である本展を契機として、あらためて歴史上の人物として銘記いただければ幸いです。
展示期間:平成26年5月27日(火)〜7月6日(日)
展示場所:文化交流展示室 関連第11室
主催:九州国立博物館
後援:大本山東福寺・臨済宗東福寺派、公益財団法人 禅文化研究所
関連イベント:
・ミュージアムトーク
日時:平成26年6月3日(火) 15時00分から30分程度
会場:九州国立博物館 関連第11室
聴講料:無料(ただし文化交流展の観覧料は必要)
図録
墨蹟の口語訳が付いた図録を発行します。(700円) |
開催期間 | | 2014年7月6日 - 2014年7月5日 | 費用 | | 0 円 | 開催場所 | | 福岡県太宰府市石坂4ー7ー2 | アクセス | | ・「西鉄福岡(天神)」駅から西鉄天神大牟田線(特急約13分/急行約17分)で「西鉄二日市」駅乗り換え、 西鉄太宰府線(約5分)で西鉄「太宰府」駅下車、徒歩で約10分(*特急/急行料金不要)
・JR「 | 関連サイト | | | 備考 | | |
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