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| | 今回の展示会では清朝末期から1990年代にかけて活躍した60数名の中国画家の作品を展示し、この時代の中国画の風格や主な画派と画家の芸術性を全体的に俯瞰して理解して頂くことを心がけました。この中から私たちは「海派」絵画の重みのある墨色や素朴な風格を、「嶺南画派」の水ぶつけ法、粉ぶつけ法の特殊な技法がもたらした成果を、「金陵画派」の自然でワイルドな風格を、はたまた「長安画派」の時代に寄り添う息づかいや気勢に触れ、京津画家の剛健と柔軟が織り成して共存する独特な風格などを、存分に味わうことができるでしょう。
巨匠たちの代表作が数多く展示される中で、とりわけ呉昌碩の「花」は清廉高潔で,独特な風格を持ち、齊白石の「貝葉草虫」は生き生きとした香気を放ち、人に生気溌剌とした印象を与えています。張大千の「松下高士」は超脱した筆使いを持ち、構図は簡潔にして神韻妙妙,徐悲鴻の「馬」は剛健で力強く、絶妙なバランスを保ち、傅抱石の「山水」の構図は豊満で、力強い筆使いが印象的な作品です。高剣父と潘天寿の晩年の大作「鷹」は絶品と称賛されており、林風眠の水彩「仕女」は線条が滑らかに走り、墨色が穏やかさをおび、民族文化の気品を存分に表現した作品となっています。
今年は齊白石誕生140周年になります。この機会を記念して当協会が所蔵している齊白石の書画真跡を展覧することにいたしました。またとないこの機会を逸することなくご鑑賞にお出で下さるよう、日本の皆様のご来場を協会員一同心よりお待ちいたしております。 |
開催期間 | | 2004年12月18日 - 2004年12月27日 | 費用 | | 0 円 | 開催場所 | | タワーホール船堀 (展示ホール1) 東京都江戸川区船堀 4―1―1 | アクセス | | 都営新宿線 「船堀駅」より徒歩2分 | 関連サイト | | http://chinesepaint.dnip.net/ | 備考 | | 10:00〜20:30(初日13:00から、最終日16:30まで) |
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