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| | 中国の古代思想を研究する際に、もっとも古くさかのぼって確実な文献は、司馬遷の『史記』である。司馬遷は、『史記』の「老莊申韓列傳」に、老子について三人の候補を挙げ、一人に特定していない。そして最後には「老子は、隠れたる君子である。」としている。まず最初にこの老子の人物像を探ってみたい。つぎに『老子書』であるが、現在本は、全部で八十一章に分章され、さらにそれが上篇と下篇に分かれ、上篇を「道經」といい、下篇を「コ經」とされ、合わせて『老子道コ經』とされてきた。この様に伝えられてきた『老子』に、近年新しい資料が出土し、新しい知見が付け加えられた。
本講座は、『老子』の本文を魏の王弼の注によって読むことによって、その思想の全体像を探ろうとするものである。老子の本文と注を、書き下したものを資料とし考えてゆくことになる。
講座番号 A-224
キャンパス 池袋サテライト・キャンパス
期間 2016/10/07 〜 2017/03/10
回数 (全10回)
曜日 金
時間 15:15 〜 16:45
定員 30 名
受講料 18,000円
スケジュール
日付 内容 各回の詳細
第1回 2016/10/07 老子の人物像と老子書
第2回 2016/10/21 老子と孔子―道家と儒家―
第3回 2016/11/04 『老子』を読む
第4回 2016/11/25 『老子』を読む
第5回 2016/12/09 『老子』を読む
第6回 2017/01/13 『老子』を読む
第7回 2017/01/20 『老子』を読む
第8回 2017/02/03 『老子』を読む
第9回 2017/02/17 『老子』を読む
第10回 2017/03/10 『老子』を読む
講師:
千徳 廣史(淑徳大学名誉教授)
東京教育大学大学院文学研究科倫理学専攻博士課程中退。著作 『儒家の道徳論』(ぺりかん社)「論語における人間観」「老子の道徳論」「孟子の道徳論」「中国古代思想に於ける形而上者の成立」等。 |
主催者 | | 淑徳大学エクステンションセンター |
住所 | | |
郵便番号 | | |
担当者 | | |
電話 | | 03-5979-7061 |
ファックス | | 03-3988-7470 |
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