1月から中国語担当スタッフの仲間に加わることになった杜 方可講師のプロフィールなどを紹介するためいくつかの質問をし、それに答えていただきました。
Q:出身地を紹介してください。
杜:私は陝西省の漢中出身ですが、といっても皆さんにはわかりづらいかもしれませんね。陝西省には西安という古都があるので、そちらの方が有名かもしれません。街の南北には山脈があり、寒気が入りづらいため、温暖な気候です。昔から交通の要所として知られ、劉邦はここから天下統一の足がかりとしたため、彼は「漢王」を名乗り、帝位に就くと国号を「漢」としました。したがって、この地は漢王朝や漢民族、漢字などの由来にもなった土地などですよ。そして、漢中あたりには古代から美人が多い街であるといわれており、私もその一人と言いたいところですがそれは皆さんの判断にお任せしましょう。あと、ここは四川省にも比較的近いので、料理の味は四川料理と同様に辛いものが多いと言う特徴があります。西安には「面皮」という冷たい麺料理がありますが、漢中には「熱面皮」という熱い面皮が有名ですので、こちらに来る機会がありましたら一度お試しください。
Q:下の写真はどこで撮影したものですか?
杜:これは四川省にある青城寺という道教関係の建築物がたくさん集まる景勝地で、写真はその山門になります。森林は四季を通じて青々とし、峰々は城郭のように連なるため青城山と呼ばれています。海抜が1500メートルを越え、霧がたちこめると一層幽玄な趣になり、山全体は緑が深く優美な風景なので人々は魅了されます。世界遺産にも登録されていますので、四川省を旅行する機会がありましたら足を運んでいただきたいと思っています。
Q:日本については、どんなことに関心がありましたか?
杜:小さい頃は日本のアニメが好きで、なかでも「犬夜叉」というアニメが私のお気に入りでした。少し成長すると日本のファッションにも関心を持つようになり、なかでも水原希子さんのファッションにあこがれを持つようになりました。そして、日本の大学に進学して研究するきっかけになったのが日本古典文学で、これから大学では「源氏物語」について研究したいと思っています。あと、私は中国の大学では日本語が専攻でしたので、大学で語学を学ぶうちに日本についていろいろ知りたいという気持ちになり、そのためには実際に日本で生活して、自分の目で確かめてみたいという気持ちになったのが、日本に進学することになった理由の一つになっています。
Q:趣味や関心事などについて教えてください。
杜:私は3歳の頃に両親に薦められてダンスを習い始めたのですが、はじめはそれほどでもなかったものの、実際にやり始めてみると次第に楽しさがわかるようになり、とても好きになり汗をかくことが快感にもなりました。また、私はステージに立って多くの観客の前で踊ることも快感になりましたし、自分の納得する演技ができたときには充実感も味わうことができたので、一層好きになってしまいました。そのほか、絵を描くことも趣味の一つで、風景や人物など対象物にはとらわれることなく、自分が描きたいと思ったときに自分の描きたいものを描くようにしています。
Q:好きな食べ物と嫌いな食べ物を教えてください。
杜:初めに紹介したとおり私の故郷の料理は四川料理と同様に辛い味の料理が多いため、小さい頃からそのような味に慣れているからかもしれませんが、やはり辛い味の料理が好きです。中国ではあまり焼き魚を食べる習慣はありませんが、四川料理には草魚などの川魚を辛い漬け汁で下味をつけ、直火焼きする料理(?魚)があるのですが、この料理が実は私の好物なのです。日本の食べ物では豚骨ラーメンが好きです。日本と中国では麺もスープもかなり違いがあるのですが、もちろん中国のラーメンも好きですが、日本の豚骨ラーメンにははまってしまいました。そのほか、中国の特に内陸部の人はあまり食べないのですが、私は寿司も刺身も好物ですよ。嫌いなものはほとんどありませんが、唯一紅しょうがだけはあまり好きでないので、外食したときに紅しょうががついてくると、箸で取り除いて食べています。
?魚(カオイー)
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