今回は4月から新しくミャンマー語担当になったモン イン ソー講師のプロフィールなどを紹介するためいくつか質問をし、それに答えていただきました。
Q:出身地を紹介してください。
モン:私はミャンマーのシャン州にあるラショーから来ました。シャン州はミャンマー東部に位置し、シャン族をはじめとする数多くの民族が共存しています。また、中国との国境にも近い交通の要所で、中国系住民も見られ街のあちこちには漢字の看板も目に付きますし、中国の寺院なども見られます。また、ラショーには有名な温泉があるので、日本の皆さんには喜んでいただけるのではないかと思いますが、個室以外は水着着用ですのでご注意を。料理で有名なものにはシャン・カウスエーというシャン族の麺料理がありますが、具材にはトマトと鶏肉が使用されてあっさりしていますので、日本の皆さんにも是非味わっていただきたいと思っています。
Q:下の写真はどこで撮影したものですか?
モン:この写真は昨年の夏に富士山登山をしたときに、山頂付近で撮影したものです。夜に山を登り始め、翌日に山頂まで歩いて登り、頭に付けたライトを頼りに足元に注意して山頂をめざすのですが、ふと見上げると登山者のライトがきれいに並び、多くの登山者が頑張って登っているのだとわかり勇気付けられました。富士山は遠くから眺めてもとても美しい山ですが、山の上から見た朝陽が登る光景は登山した人にしかわからない感動で、とても疲れた登山でしたが何にも変えがたい思い出になりました。
Q:趣味や関心のあることを教えてください。
モン:私は旅行がとても好きなので、日本に来てから先ほど紹介した富士山やユニバーサルスタジオなどに行きました。これから特に行ってみたい場所は北海道と沖縄なのですが、日本には四季があって春の桜や、夏の海・山、秋の紅葉、冬の雪景色などを楽しむことができるので、季節ごとに全国各地のこうした名所を訪れるのも楽しみです。そのほか、私は音楽を聴くのが好きで、ちょっと気分が落ち込んだときなどには、ミャンマーのなつかしい歌や流行している歌を聴いてリフレッシュするように心がけています。
Q:日本で留学することになった動機を教えてください。
モン:私は子供の頃から日本のアニメが好きでしたので、日本にも関心がありました。そして、大きくなるにつれ、日本の花火やお祭り、花見の習慣などにも興味を持つようになりました。また、日本はアジアのなかでも経済の先進国で、ミャンマーがこれから成長するためには、日本はとても良いお手本であると考えるようになり、実際に日本に行って仕事の経験をし、会社や店舗の経営の仕方、仕事の進め方などを体験してみたいと思うようになり、日本にきました。私は学生ですが、ミャンマーでは学生がアルバイトをすることはほとんどありません。でも日本では多くの学生がアルバイトをしていますので、私も社会人になる前にたくさんの経験を重ねたいと思っています。
Q:好きな食べ物、嫌いな食べ物を教えてください。
モン:日本に来てから食べたもののなかでは、天ぷらや餃子、ラーメンなどがおいしいと思いました。ただ、日本の料理は全体的に薄味で、辛さも不足しているように思えます。ミャンマーの人は辛くて、脂っこい料理を好むので、日本の味は物足りないと感じてしまうのです。ですから、私はいろいろな料理に唐辛子などの調味料を加えて、味を調節するようにして食べています。あと、ミャンマーでは生の魚を食べることはないので、刺身や寿司は苦手な食べ物です。以前飲食店でアルバイトをしたことがあるのですが、その店で出していたタコの揚げ物や焼き魚などはとてもおいしそうでしたので、今度機会があれば食べてみたいなと思っています。
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