寮の警備員さんから頼まれたデジタルカメラ。とっても喜んでくれた。こうなるとこちらもうれしい。
そもそも、日本に帰ると言ったとき、カメラのシャッターを押す動作をしながら、人民元を出して、デジカメを買って来てほしいと言われたとき、もとい、仕草で示されたとき、ええっ〜と思った。私は自分がカメラを持っていないぐらいだから、それを、たばこを買って来てほしいと言うように気軽に言われても〜と困ったわけだ。ところが彼はおかまいなくニコニコしながらシャッターを押す仕草を繰り返し、今にもお金を渡そうとする。仕方がない。ネットで調べてみる。まずは価格であるが、ピンキリである。それで紙に書いてどの価格帯がいいか、聞いてみた。予算は10000円であることが判明。
帰国後近くの電器屋に行く。事情を話すと、店員さんが言うには、説明書は日本語と英語だけだが大丈夫か?と。ムム、大丈夫なのだろうか?日本橋辺りの中国人ツアーリスト向けの免税店なら中国語の説明書がついたものもあるが、とのこと。エエッ?そこまで行かなければならないの!
学生に微信で頼んで、警備員さんに説明書がなくても大丈夫かと聞いてもらう。即返事が来た。(SSだが、やはり彼は頼りできる。)デジカメは操作が簡単だから中国語の説明書なしでも問題ないとのこと。
よっしゃ、で、次はいよいよどれにするかである。わからんが、こうなると、一番お買い得品らしい様相のものを選ぶのが無難か?お買い得品とやらで価格もぴったりのものがあったので、それをゲット!
という次第で、結構大変だったのだが、最初に書いたように、彼はとても喜んでくれた。なんだかいいことをした気分である。むろん背景には資本主義的格差が生み出した日中問題があるのだが…