すっかりご無沙汰してしまいました!既にタイトルの「日記」とは言えぬものになってしまいましたが、本日より再開しますので、どうかよろしくお願いします。
さて、数日前に戻って来て、一人の学生から聞いた中国の現実。彼は、1学期の成績である科目を落としてしまったとのこと、つまり不合格で、この2学期早々に追認試験にあたるのか?二度目の試験を受ける予定をしています。
彼の話では、先生に贈物をすることで、この試験の合否が決まるとのこと。その手の話は中国に来て聞かないわけではありませんでしたが、こうやってかかわっている学生が、その「被害」に合うとなると、悩みます。
まず、それが事実かどうか、私は彼の話を信用しますが、そこに誤解はないかどうかまではわかりません。
仮に事実だとしても、それはおかしい、そんなことをする必要はないーとは到底言えません。そうかと言って、ここはひとつタバコでも贈っておいた方がーとも、むろん言う気にはなりません。
結局のところ、彼はあくまで公正に試験を受けることにしたそうです。但し、彼を案ずる母親はもし彼が不合格ならやはり贈物をすることにしているそうです。そのあたりが現実的な妥協点かもしれませんが、、、、大学でこの手の不正を解決していくにはどうすればいいのか、糸口もさえも見つけることはできません。
ただ、隣人として、やはりそれは許されないことだと、贈物を受け取っている中国の大学の先生には言いたい気持ちでいっぱいです。それは不正であるばかりではなく、若者の心を傷つけることになるのですから…。