北京市内にある人民大会堂に
1度だけ入ったことがあります
それも全人代の時なんかに
画像や映像がよく紹介される大会議場に
私が全人代に出席したわけではない
今となっては忘れてしまいましたけど
なんかの催しがあった
たしか
中国風のオペラかなんかだったかなあ
人民大会堂では共産党とか政府の肝いりで行う催しで
人民大会堂を使う場合があるわけです
もちろん政治的に強調したい催しです
でもって私が入ったその催しは
チケットを販売しての興行ではありませんでした
私の留学時代で
いろんな職場とか教育機関に
チケットが配られるわけですよ
それを入手できた
今となっては当たり前のことですが
入口のところでかなり厳しい荷物検査を受けたことを
覚えています
さてさて
舞台はどんどん進行していくわけですが
「聴かせどころ見せどころ」の曲が終わると
客席から拍手が湧き上がるわけです
おどろいたのはその時
掲載した写真で
客席側から見た舞台の左右と上方にある
窓が並んでいるみたいな部分
あれ
照明用なんですねえ
掲載した写真でも一部が光っておりますけど
私がその催しを見ていた際には
全ての窓から強烈な光線が客席に向けて
「びゃ〜」っと放出されました
舞台上で出し物が進行している時には
客席の照明を落としていますからね
だからのこと
なおさら驚いた
どういうことかというと
テレビなんかで使うために
客席を撮影する際に
客席側を目いっぱいに明るくするわけです
全人代を紹介する映像で
客席側に座る人が鮮明に写されていたら
照明が「びゃ〜」っと光っている状況
と思ってください
照明の側が紹介されることはほとんどありませんけどね
まあ
そういう機能が求められるから
そういう機能を追加したのでしょうけど
客席というのは
「見るため」にいるわけで
「見られるため」にいるんじゃないからなあ
じつに不思議な気持ちになりました