大気汚染が理由?・・・「北京語言大学」が東京に分校開校! 中国ネット民「死にやしないのに」=中国版ツイッター
中国で外国人の中国語習得、中国文化学習に力を入れている北京語言学院が先日、東京・池袋に「北京語言大学東京学院」を開校、1回目の入学式が行われた
中国で外国人の中国語習得、中国文化学習に力を入れている北京語言学院が先日、東京・池袋に「北京語言大学東京学院」を開校、1回目の入学式が行われた。
日本メディア・共同通信は5日、中国語版ツイッター・微博(ウェイボー)上で中国ネットユーザー向けにこのニュースを紹介。そのなかで学校関係者が「中国の大気汚染などの問題でますます多くの日本人保護者や学生が中国人留学をためらっている。このため、学校がすすんで日本に分校を開いた」と語ったことを伝えた。
この学校関係者のコメント内容に対して、微博ユーザーからは「スモッグかよ」、「スモッグに1時間半さらされたって死にはしない。ガタガタ言いやがって」、「日本には放射能汚染がある。中国のほうが安全じゃないか」、「今日見たなかで一番笑ってしまったニュース」といった冷ややかな意見が多く寄せられた。
また「全く新しい生活環境で独立した生活能力を高め、異国文化を肌で感じるなかで知識を増やすのが留学。自国での『留学』でこれらを満たせるのか?」、「中国の大学は国外進出を加速させているな」、「中国の大学は日本人のために本当にいろいろ考えてるなと言わざるを得ない。でも、今の状態では社会が協力してスモッグをどうにかすることが、国外で学校を運営するよりもはるかに重要だ」、「ここにも共産党支部ができるのだろうか」といったコメントも出た。
一方、「大阪に3カ月住んだら、北京で治らなかった慢性の咽頭炎が知らぬ間に治った」、「正直、東京には中国人が多いから、日本の学生は留学と同じような言語環境を体験できると思う」など、学校関係者の意見に理解を示すユーザーもいた。
もちろん、学校側は大気汚染で日本人が中国留学を躊躇しているとの理由だけで日本に学校を設置したわけではないだろうが、実際にためらっている人がいるというのも事実だろう。ただ、現地で生活するからこそ、言葉や文化以外のさまざまな部分で学び、感じ取れるものもある。学校側も3年次に1年間の留学を奨励しており、その申し込みは出願時のみ可能であることがウェブサイトに記されている。
(編集担当:近間由保)