ナムがINFINITEのカムバ前に大きな手術を受けたことは知っていました。
出演したバラエティ番組や、彼らのユーチューブでも何度か語られていたし。
そして、いろんなシーンでソンギュやソンヨルがナムを気遣う場面、含みのある会話、線が細くなったナムの様子からも、かなり大変な病気だったんだろうと、なんとなく考えてはいました。
でも、あのカムバのたった数か月前にそこまで大変な闘病生活があったとは、全然想像できていませんでした。
それを全く感じさせないで、あんなに張りのある歌声とダンスで私たちINSPIRITを熱狂させてくれた私たちの自慢のメインボーカル、ナムウヒョンを、心から尊敬します。
INFINITEナムウヒョン “7か月前に希少癌ジストの手術→引退も考えた…生まれ変わったような気持ち”[EN:インタビュー?]
[Newsen] 2023.11.28.午前7時01分
グループINFINITEのメンバーであるナムウヒョンが、ジスト癌の手術後に活動を再開した所感を明らかにした。
ナムウヒョンは、11月28日午後6時に各種音源サイトを通じてニューアルバム‘Whitree’を発売する。
今回のアルバムは、2010年6月にINFINITEとしてファーストミニアルバム‘First Invasion’でデビューして以来初めてリリースされるソロでの正規アルバムであり、ナムウヒョンにとってもINSPIRIT(INFINITEの公式ファンダム名)にとっても格別な意味を持っている。
ナムウヒョンは、これまで、13年間のINFINITEとしての活動にとどまらず、2016年5月には‘Wri??te..’でソロ歌手としてスタートを切り、2018年‘Second Write..’、2019年‘A New’、 2021年‘With’という計4枚のミニアルバムを発売して、独自の音楽世界を広げてきた。
第1集正規アルバムの公開を控えた23日、ソウル江南区のカフェに現れたナムウヒョンは、“ソロ7年目で初めて正規アルバムを出すことになった。多くの皆さんが正規アルバムを待ち望んでくださっている。準備期間は10か月ほどだ。その間、200曲ほどデモを作って、たくさん録音もして、一生懸命準備してきた。それだけに、多様な曲を盛り込むことができた”と口火を切った。
アルバム名には、ファンであるINSPIRITに向ける愛情が溶け込んでいる。白い雪に覆われた木を連想させ、WhiteとTreeを合体しつつ季節も感じさせる“Whitree”というアルバム名には、ナムウヒョンのイニシャル(Wh)と彼のニックネームでもあるツリー(Tree)の間にはINSPIRIT(I)がいつも一緒にいる、という心温まる意味も込められている。ナムウヒョンは、“僕のニックネームがナム(木)なので、アルバムのテーマを冬の木にしたいと思って、‘Whitree’をリリースすることになった”と説明した。
今回のアルバムは、タイトル曲‘Baby Baby’を筆頭に、‘????(ミレエソ/未来から)’、‘Love myself’、‘California’、‘???(プルチャンラン/火遊び)’、‘I'll be alright’、‘Save Us’、‘Kiss me if you love me、‘??(ナグォン/楽園)(My Paradise)’、‘Baby Baby’の英語バージョンの計11曲で構成されている。
タイトル曲‘Baby Baby’は、キャロルを連想させる強い中毒性のあるシティポップジャンルの楽曲だ。ナムウヒョンは作詞家として叙事詩を作り上げ、その独特の爽やかで叙情的な歌声を武器に、明るく可愛いらしい楽曲の雰囲気を倍増させている。タイトル曲の作詞にとどまらず、‘Love myself’の作詞と共同作曲、‘California’の作詞と共同作曲、‘???(プルチャンラン/火遊び)’の共同作詞、‘I'll be alright’の作詞・作曲まで、合計5曲の制作にも参加し、冬にぴったりの多彩な感性が盛り込まれた高い完成度のアルバムを作り上げた。
アルバムへの満足度は100%だ。ナムウヒョンは、‘100%満足しているアルバムだ。初の正規アルバムだからこそ、本当に愛情をたくさん注ぎ込んだ。たくさんの方々に愛してほしい”と話す。
タイトル曲のミュージックビデオ撮影秘話も公開した。ナムウヒョンは、“‘白い雪が降る’という歌詞がある。愛を見つめる僕の心の中に雪が降るというような歌詞があるので、ミュージックビデオでも雪を降らせたいと思った。屋上で撮影したシーンでは、30台ほどのオールドカーを屋上に運び込んで、80年代風に撮った。10月には降らない雪を無理やり降らせて撮った”と明らかにした。
続けて、“床がとてもつるつる滑った。映画『ララランド』のような背景と振付けを監督と相談しながら撮影した。『ララランド』のワンシーンみたいに、直接ディレクティングをしつつ、美しい愛情を表現して撮った。振付けのディレクティングにも参加した。楽しんで見ていただけたらうれしい”と付言した。
ポイントとなる振付けはスキーダンスだ。ナムウヒョンは、“雪が降るという歌詞に合わせて考えた。僕は雪が降れば必ずボードやスキーで遊ぶ。昔はスキー派だったが、最近はボード派だ。もともとはボードのダンスを考えてみたけれど、ボードダンスが全く思い浮かばなかった。それでスキーに乗るかわいらしいポイントダンスを作ったので、たくさんの皆さんに一緒に踊ってもらいたい”と語る。
“カムバック後、良いニュースをお届けできたときはステージ上で本物のスキーに乗ることをお約束します。今回は英語バージョンも収録したので、海外のファンにも喜んでいただけると思いますし。夢ですけど、ビルボードチャートに入れたら感謝します。入れないでしょうけど。難しすぎますけど(笑)”
当初、ナムウヒョンは今回のアルバムの9番トラックの‘Kiss me if you love me’をシングルカットしてソロ活動を繰り広げる計画だった。しかし、新曲を準備する過程で、ジスト癌(消化管間質腫瘍(Stomach GIST))の診断を受けて、手術をすることになり、やむを得ずカムバックの時期を6か月延期することになった。国立国家癌情報センターによれば、ジスト癌、消化管間質腫瘍は、胃壁の中間層の筋肉や神経細胞などの間質(他の細胞を囲んでいる組織)の細胞が癌細胞に変異して発生する癌だ。
ナムウヒョンは、“今年は多くの出来事があった。癌になり、4月の末に大きな手術を受けた。ジスト癌という珍しい癌だ。全身麻酔をして10時間ほどの手術を受けた。1か月入院して、回復にも時間が掛かった。両親もとても心配した。ファンの皆さんは単に僕が手術を受けたということしか知らない”と打ち明けた。
“本当にきつかったです。仕事はすべて打ち切らなければなりませんでした。INFINITEのメンバーたちにも事務所の皆さんにもたくさん勇気と力をもらって、再起することができました。回復も早いほうですし、運動も続けてます。少し前に検査結果が出ましたが、幸いなことに傷も順調に治っているそうです。ここ(腹部)を6センチほど開腹する手術を受けて、2か月ぐらいはご飯を食べるのも大変でした。きつかったです。今はご飯もたくさん食べてます。1日に1食しか食べないときもありますが。開腹して臓器をいじったせいか消化が遅くなったので”
ナムウヒョンが癌闘病の事実を告白したのは初めてだ。ナムウヒョンは、手術後7か月間この事実を明らかにしなかった理由について、“正直、ファンの皆さんたちにこんな病気の話をするのは嫌だった。僕も他の皆さんの病気の話を聞くと悲しくなるので。だから、7月にINFINITEでアルバムを出して活動したときにも何も言わないままでいた”と打ち明けた。
続けて、“実は、INFINITEのアルバムの発売とコンサートも、僕のせいで延期になっている。ソンギュヒョンをはじめメンバーたちは、こんなに早く活動してもいいのかと心配してくれた。医師にも休めと言われたが、どんなに辛くてもステージの上で辛いほうがいいと言って強行した。よく耐えて回復できたと思う”と付言した。
癌が分かったのは健康診断でだった。ナムウヒョンは、“2年前にほんの小さな腫瘍ができた。かなり小さくて、特に症状もなかった。飲むときや食べるときにチクチクする感じが多少あるだけだった。そして病院の健康診断を受けたときに、その小さかった腫瘍が4cmほどに成長していて、その腫瘍を取るべきだと言われた。小さな病院で診てもらったけれど、とにかく大きな大学病院に行って手術をしなければならないと言われた。来年にはもっと大きくなる可能性が高く、15cm程度になればその周辺の食道にも影響が出る可能性があると言われ、素早く手術の日程を決めて、手術は成功した。幸いなことに初期での発見だった”と回想した。
“最初は‘実際大したことないだろう’と思ってたんです。自分はとても健康体だと思っていたので。手術も簡単に終わると思っていたんですけど、予定よりずっと時間が掛かりました。開腹したら、中の腫瘍が想定以上の大きさだったそうです。合計で15cmぐらい開腹しました。手術後1週間はパニックでした。魂が抜けたようでした。何もしたくないし、よくない考えも抱いたりしました。両親がずっと隣で看病してくれて、INFINITEのメンバー全員が一緒に応援してくれました。そのおかげで、ちゃんと克服できました”
‘Kiss me if you love me’は、最終的にシングルではなくアルバム収録曲という形になった。ナムウヒョンは、“本当は5月にシングルとしてリリースする予定だったけど、手術のためにリリースができなくなった。当時、ミュージックビデオの撮影スケジュールも来週に控えている状態だったが、手術が急に決まって、回復までの期間も長くなり、撮影することができなくなった”と話す。
続けて、“僕としては本当に辛かった。前回のソロ曲のリリースから2年ほど空いてしまっていて、早く新曲で活動を再開したいのに、自分の病気のせいでできない状況が本当に辛かった。今回のアルバムも元々は来年に延期しようかという話もあった。体の状態は100%ではないけれど、待っていてくださるファンの皆さんがいらっしゃるので、早く会いたくて、今年のリリースにした。コンサートも今年やりたかった”と付言する。
ナムウヒョンは、新譜‘Whitree’発売後は、音楽番組での活動も繰り広げる計画だ。彼は、“実は振付けもある曲なので、ライブで歌うのは息がとても苦しい。医師からも、たぶん歌うのは大変だと、昔のよう...