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| | | 2011年春に香港に移住してきました。半永住予定です。
香港生活で気になったことや子育て情報、日々のメモなどを気ままに記す予定。 | | | 2014-03-20 15:05:49
香港で人に挨拶する時は、ちょっと日本と違います。
結婚してから何年か経った頃に、旦那さんに教えてもらいました。
「義父母に会う時に、英語でHelloでも広東語でネイホウ(?好)でもどっちでもいいけど、その後呼び名を付けてくれない?」
「Hello ローイェ(老爺:義父)」とか「ネイホウ(?好)ライライ(??:義母)」とか。
「香港では挨拶に呼び名付けないと失礼にあたるんだよね」
って!#%V:437%#「付けた方がいい」レベルじゃなくて「付けないと失礼」だったら、何故今頃!?
ていうか、なぜ最初に教えない!?#%V:434%#
まあ私は広東語は全然、英語もそこまでしゃべれない外国人嫁として甘やかされて来たので別に良いんですけど
どうやらそろそろ子供の手前、挨拶の習慣もきちんとしようと思った模様#%V:432%#
(日本語の挨拶に関するマナーに絶対的な自信があるわけではないのでやや弱気ですが)
日本語で挨拶はシンプルに「おはようございます」「こんにちは」で特に問題は無いと思います。
「先生、おはようございます」「こんにちは、○○さん」は文章に書くと特に変には感じませんが、実生活での呼称を付け加えているかというと、少なくとも私はほとんど付け加えません。相手の注意を引くために先に呼び掛ける、ということはあっても、礼儀として付け加える、ということは無いと思います。
試しに一日でも「挨拶」+「相手の名前」セットで言って見て下さい。名前はあくまで呼びかけではなく、挨拶の一部としてです。ものすごく違和感ありますから。
というか、私は違和感ありまくりでした。
なんだかこっぱづかしいんですよ。わざわざ挨拶のたんびに(その日最初に会ったときだけで良いのですが)相手を呼ぶってことが。半年位で慣れましたが。
香港でのあいさつは、「ジョウサン早晨(おはよう)」とか、「ネイホウ?好(こんにちは)」という挨拶よりも、相手に呼び掛けることの方が重要視されるようです。
日本だったら、子供に「ほら、あいさつしなさい」「おはようございます、は?」と挨拶を促すと思うのですが、香港では、「ギウヤンラ叫人?(人を呼びなさい)」「ギウ イェイェー ラ叫爺爺?(おじいちゃんを呼びなさい)」と注意します。
なので「ネイホウ?好(こんにちは)」だけを言っても上記の注意があってやり直しで、「ネイホウ イェイェー ?好爺爺(こんにちは、おじいちゃん)」と言えるまで挨拶したことになりません。小さい子供でどうしても上手に言えない場合はむしろ「ネイホウ?好(こんにちは)」は飛ばしてもいいから「イェイェー爺爺(おじいちゃん)」と相手を呼ぶことの方が重要みたいです。
私はあなたを認識してます、ということを示すのが大切、ってことでしょうか?
ちなみに相手を呼ぶのはそれが目上の人(年長者)であれば更に重要度が増します。
家族はもちろん、おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、、、
近所の人でも、おばあさん、おじいさん、おばさん(お姉さん)、おじさん、お兄さん、お姉さん、
外に出ても、先生、お医者さん、運転手さん、etc...
自分より年下の兄弟や子供に対しては、失礼、とまではいかないけれど、習慣でもあるし子供の教育の為にも、ほとんどの人がちゃんと名前を付けて挨拶をします。
そして、挨拶される側もやはり呼ばれて当然、という意識が文化として根付いているので、ちゃんと呼ばれないと「コイツ(この子)ちゃんとしてないな」ほんとに感じるみたいです。
子供にはけっこう皆注意してきます。近所のおばあちゃんとか。
私はいかにも外国人と思われているので近所の人にも多分見逃してもらってますが
さらに、ご近所の人はまだまあその関係の濃さにもよるのですが、親戚関係になるとほんとに「コイツ(この子)失礼だな バカにしてるのか?」レベルらしいです。
見るからに現代っ子の旦那さん兄弟でさえ、私はともかく他の香港人に、ちゃんと呼ばれないとちょっとムッとする、と言っていました。
多分日本で言う所の、突然呼び捨てにされるくらいの違和感?
と言うわけで私もなるべく覚えようとは思うものの、なかなか実践できず。
だって、広東語の親戚の呼び方ってめちゃめちゃめんどくさいんですよ!
父方か母方か、兄・姉・妹・弟、年上年下等でほとんど違うし、常に「自分」と「相手」の立ち位置を基準に呼び方が変わるので、他の人が呼んでいる呼称は参考にできないという、、。
見て下さいこれ!
(ボケてますがもし見たければリンクで大きい画像出ます)
ってほど多分細かいとこに興味ある人はごく一部だと思いますが。めんどくさいイメージだけ伝わればいいかなと、、。各単語は多分合ってますが保証はできません。
なにが大変って、広東語の授業とかで何度か親戚関係の単語を習ったのですが、どの教科書もあまり網羅してないんですよ。父の兄の妻は書いてるけど父の妹の夫は書いてないとか。
で、この家系図?みたいなのも、実は何度も書き直してます(復習半分、ブログの為半分)。何度やってもスペースが足りなくなるんですよ、区分訳が細かいから、、。
さらにこれにハトコとか書こうと思ったら、、無理です。
子供だったり、かなり遠い関係になれば、ポポ婆婆(おばあさん)、ソックソック叔叔(おじさん)、あたりの一般代名詞?でもいいよー、と笑って許される、というか許可されることもありますが、どうやら上の表にある辺りは「近い関係」として正しく呼ぶことが求められている雰囲気。
私、まだまだ修行が足りませぬ。
でも香港生活これからもがんばります!
(あまり良くわかってない外国人嫁って立ち位置もなかなか楽チンなので捨てがたいけど)
ちなみにこの記事の感覚はあくまで私の義理家族・親戚でのお話ですので、必要度合いはその都度身近な香港人家族・親族にご確認くださいね |
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