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| FC2ブログ「全民娯楽時代の到来〜上海からアジア娯楽日記」の続きのブログです。 |
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| 2024-05-02 02:40:22
スタジオジブリのアニメ映画『君たちはどう生きるか』が2024年4月3日に中国で公開され、5月1日現在までに興行収入7.76億元(約155億円)を上げています。日本での3月時点での興行収入90.8億と比較すると、日本の約1.5倍に相当します。
中国語タイトル『?想活出怎?的人生』は「君たちはどう生きるか」のほぼ直訳となります。
本作の英語タイトルは「The Boy and the Heron」(少年とアオサギ)です。先に公開された台湾や香港では、英語タイトルの「少年とアオサギ」をもとにした『蒼鷺與少年』という中国語タイトルとなっています。
興行収入7.76億元(約155億円)というのは、中国ではそれなりのヒットです。
中国の映画市場の規模は大まかにいうと日本の約5倍なので、日本市場での感覚に換算すると30億円超えのヒットに相当します。
〜最近中国で公開された日本アニメ映画の興行収入ラ... [続きを読む] |
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| 2024-04-25 00:33:37
4月14日、15日にKing Gnuの初上海ライブが開催されました。King Gnu(キングヌー)はいまものすごく売れている日本のミクスチャー・ロックバンドです。2024年4月に台北、シンガポール、上海、ソウルの4都市で開催された「Asia Tour THE GREATEST UNKOWN」はKing Gnuとしては初の海外ツアーとなります。
King Gnuは2018年に初シングル「Prayer X」がアニメ「BANANA FISH」のエンディング曲に起用され、翌年2019年にはドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌「白日」で紅白歌合戦に初出場しています。ソニー・レーベル所属のアーティストになってから短期間のうちに急激にメジャーになりました。
2024年4月14日、15日に上海静安体育センターで開かれたライブが「初の上海公演」となりましたが、本当は2020年に上海に来るはずでした。ライ... [続きを読む] |
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| 2024-03-31 20:59:15
中国俳優といえば真っ先に誰を思い浮かべるでしょうか。『陳情令』の肖戦(シャオジャン)、王一博(ワンイーボー)、『琅?榜(ろうやぼう)』の胡歌(フーゴー)、王凱(ワンカイ)、呉雷(ウーレイ)、近年多くの主演作が日本で放送されている許凱(シューカイ)、早い時期から海外でも知られている元祖美形俳優・黄暁明(ホワンシャオミン)、陳坤(チェンクン)、いま勢いがあるイケメン俳優白敬亭、王鶴棣、張凌赫、檀健次、任嘉倫・・・などでしょうか。
日本を含め海外では、中国映画よりもドラマの方が紹介される機会が多いので、映画を中心に活動している俳優よりも、ドラマ中心の俳優の方が知名度が高いかもしれません。「ドラマ俳優」と「映画俳優」に明確な線引きがあるわけではありませんが、中国ドラマの場合、特に古装ドラマではセリフを声優が吹替えていることが多いです。映画は基本的に吹替えを使わないので、映画の方が俳優として高い技量が求められる... [続きを読む] |
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| 2024-03-28 01:29:00
上海の中山公園という地下鉄駅の前に「龍之夢」(?之梦)という大きなショッピングモールがあります。このショッピングモールに最近ポケモン公式カードショップがオープンし、モールの外壁に巨大な広告ポスターがかけられています。広告のイメージキャラクターは中国人気俳優・王一博(ワンイーボー)です。中国では王一博(ワンイーボー)の巨大広告自体は決して珍しいものではないのですが、ポケモン×王一博という組み合わせはかなりのインパクトがあります。
ポケモンカプセルボールを手にした王一博(ワンイーボー)。「王一博と一緒にポケモントレーナーになろう!」と書いてあります。
ショッピングモール「龍之夢」3階にオープンした「ポケモン公式カード館」。
中国版ポケモンカード、グッズ売り場と対面ゲームスペースがあります。2023年12月にオープン。
店内にはカプセルを模したようなスペースがあり、王一博がポケモンカー... [続きを読む] |
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| 2024-01-23 22:20:26
中国は恐らく世界で一番「国産スマホ」の競争が激しい国です。国産スマホとして、HUAWEI(ファーウェイ/華為/??)、OPPO(オッポ)、Xiaomi(シャオミ/小米)、Vivo(ビボ)、honor(栄耀、※ファーウェイから分離)などのメーカーが激しいシェア争いをしており、どのメーカーもこぞって「売れてるイケメン俳優」をイメージキャラクターに起用しています。
中国のスマホはSIMカードと本体が分離しているため、通信会社は関係なくスマホメーカーが単独で広告を出しています。
iPhoneの中国シェアはここ数年約20%(約2.5億ユーザー)を維持しており依然として巨大市場ですが、iPoneは特定の芸能人を使った派手な広告を出すことはありません。
サムスンの中国市場シェアは現在1%に満たず、中国市場から追い出された形になっています。
したがって、iPhoneを除外した約8割のシェアを中国スマホ各社が争う... [続きを読む] |
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| 2024-01-16 22:28:44
いまから約10年前の2013年8月、SNH48グループの専用劇場「SNH48星夢劇院」(SNH48シアター)が上海虹口区嘉興路にオープンしました。
「SNH48」はAKBグループの上海版として2012年4月に発足したプロジェクトです。当時AKBグループはジャカルタ、バンコクなど海外展開を進めており、上海SNH48は中堅人気メンバーだった宮澤佐江らを中心に立ち上げる予定でした。
しかし、中国当局のレギュレーションは複雑で、日本人メンバーはほとんどまともに舞台に立つことができないまま、上海での活動を諦めざるを得ませんでした。一方、上海現地で行われたオーディションにはルックスレベルの高い中国人の女の子が多く集まり、中国人メンバーのみで公演をスタートさせていきます。
その後紆余曲折あり、2016年には諸事情により「SNH48」は日本側のAKB運営会社(AKS)と決別することになります。
これ以降、SNH... [続きを読む] |
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| 2024-01-10 22:01:45
2023年9月下旬に池袋の東京芸術劇場シアターウエストでミュージカル「スリル・ミー」の日本人キャスト版を観ました。「スリル・ミー」はオフブロードウェイをオリジナルとする俳優2人とピアノ伴奏のみで演じられるミュージカルで、韓国、日本、中国でも上演されている人気の演目です。
これで、韓国語、中国語、日本語、3言語バージョンの「スリル・ミー」を観たことになります。
【スリル・ミー観劇歴】
韓国語版:2012年7月銀河劇場 チェ・ジェウン×キム・ムヨル版(韓国語+日本語字幕付き)
中国語版:2016年上海大劇院中劇場、2022〜2023年:大世界、共舞台
日本語版:2023年9〜10月 池袋 東京芸術劇場シアターウエスト
近年ソウルの小劇場で上演されている韓国版は見たことはなく、韓国版と日本版は1回(1ペア)しか観ていませんが、3バージョンの違いを挙げてみたいと思います。
【韓... [続きを読む] |
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| 2023-12-28 21:45:42
曹保平監督の中国映画『怒りの海を越えて(???怒的海)』が撮影完了から約4年を経てついに劇場公開されました。中国映画には18禁(R-18指定)、15禁(R-15指定)といった鑑賞年齢を制限するレイティングシステムはありませんが、この映画は半分宣伝の意味も込めて、「18歳以下の観衆は慎重に判断して観るように」というコピーを大きく掲げており、中国初の“18禁映画”と言われています。
日本留学中の中国人学生とその家族にまつわる物語で、中国と日本(東京、京都)で撮影が行われています。
映画『???怒海』(渉過憤怒的海) 直訳:怒りの海を越えて 英語タイトル:Across the Furious Sea
監督:曹保平 原作同名小説作者:老晃 公開日:2023年11月25日中国公開 撮影:2019年〜年内に撮影完了
主演:黄渤(ホアン・ボー)、周迅(ジョウ・シュン)、周依然、張宥浩 時間:144分 興行... [続きを読む] |
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| 2023-12-10 19:54:57
12月8日(金)JO1初の上海ライブが行わました。上海ライブはJO1の1st アジアツアー「Beyond The Dark Limited Edition」(ジャカルタ、バンコク、台北、上海)の最終公演となります。2023年12月8日(金)19:30開演、終了21:30。会場:上海国家会展中心「虹館」チケット:800元/600元
これまでに多くの日本アーティストが上海でライブ・コンサートを開いていますが、上海で単独コンサートを開いたことがあるボーイズグループは多くはありません。
私の知る限りでいうと、
2008年「嵐」がアジアツアーの一環として上海で2day公演。会場:上海大舞台。
2010年 w-inds.がアジアツアーで上海公演を実施。会場:嵐と同じく上海大舞台。8千から1万人くらいのキャパの会場です(現在改装中)。
2018年 GENERATIONS from EXILE TRI... [続きを読む] |
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| 2023-12-06 00:01:59
毎年10月に開催される東京国際映画祭、今年は提携企画として「2023東京・中国映画週間」が行われました。「2023東京・中国映画週間」のラインナップは非常に充実しており、中国の最新のヒット作、良作が多数上映されました。
「2023東京・中国映画週間」(公式サイト http://cjiff.net/)として上映された作品の一つに、「封神第一部:朝歌風雲」(封神〜嵐のキングダム〜)があります。「封神演義」をもとにした映画で中国映画史上最大のスケールといわれる作品です。
「封神第一部:朝歌風雲」(邦題:封神〜嵐のキングダム〜)
監督:??善 主演:費翔、李雪健、黄渤、于適、陳牧馳など
中国公開日:2023年7月20日 時間:148 分 現時点での興行収入:約26億元(約500億円)
物語は殷(商)の時代、紂王の治世に蘇護が謀反を起こします。質子として殷に取られている息子の訴えも届かず... [続きを読む] |
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