| | 秦始皇帝陵及び兵馬俑坑(しんしこうていりょう および へいばようこう)は秦始皇帝の陵(墓)とその周辺にある兵馬俑坑のユネスコの世界遺産(文化遺産)としての総称です。
秦始皇帝陵は中国史初の皇帝でしたが、その強大な力を利用し大きな陵墓を建てました。これが秦始皇帝陵です。また兵馬俑坑は、この陵を取り巻くように配置され、そこから出土した等身大の土偶はみな、東を向いています。この兵馬俑の発見は特に、中国史の研究上、当時の衣服の構造や始皇帝の思想などを知る上で貴重な史跡の一つです。兵馬俑坑は、現在発掘され公開されているところのみならず、その周辺にも大量の未発掘の部分がありますが、発掘と同時に土偶の表面に塗られた色彩が消えることなどの理由から、発掘がなされていません。
兵馬俑(へいばよう)は、本来は古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったものを指します。ちょうど日本の埴輪のようなものですが、現在では、秦の始皇帝の陵墓の周辺に埋納されたもののみをさすことが多いです。
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