三江併流(さんこうへいりゅう)は、中国のチベット高原に源を有する三つの川、金沙江(長江上流部)、瀾滄江(メコン川上流部)、怒江(サルウィン川上流部)が雲南省北部のデチェン蔵族自治州及び怒江リス族自治州を平行に流れている1,698,400haに及ぶ地域で、その地域は14の保護された地域からなります。動植物層が豊かなことから、世界自然遺産に登録されています。
三江併流地域はインド亜大陸とユーラシア大陸の衝突によって生まれた巨大な褶曲地帯です。地域内の気候は場所によって多様で、これは結果的に地域内の動植物層の多様化を促進しています。
この地域では世界の動物の内25%(中国国内においては50%)の個体が存在していると言われます。政府によってリストアップされた種は791種、内198種は中国固有種、80種は政府のレッドリストに登録されています。
植物も固有種を含め約6000種が確認されており、内2700種は中国固有種です。なかでも絶滅の危機に瀕したものもあり、33種が国家レベルで保護されています。
民族的にも多数の少数民族が居住しています。 [改訂履歴] |
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