| | 武夷山(ぶいさん)は、・福建省にある大王山を中心とする山系の総称。名勝として有名で、桂林と並び中国人が人生一度は訪れたいとされる場所の一つとされます。
地理的には、平均350mの高度を持ち亜熱帯気候に属するため、冬でも比較的温暖です。450種以上の脊椎動物、5000種以上の昆虫、2500種以上の植物が現在までに確認されています。野生のウーロン茶が自生している土地で、ここで採れる野生のウーロン茶は岩茶と呼ばれ、特に岩が砕けて出来た土地に生えるものが最高級品とされます。
景観として特に美しいとされるのが「九曲渓」で、川岸には36の岩山が立ち並びます。中でも特に有名なものが「玉女峰」で、外に見える岩肌が美しいので、美女にたとえられこの名前が付きました。その対岸には大王峰があり、玉女峰と恋愛関係にあるとされるが、その間に鉄板鬼と呼ばれる青黒い岩あり、これが邪魔をして二つの山が出会えないようにしているという古典文学的な伝説があります。
また、朱子学の開祖、朱熹が講学を行ったとされる紫陽書院なども残っています。
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