観光・商用の目的で中国へ入国する日本籍の者は、滞在日数が入国した日から15日以内であれば、査証が免除されます。
下記の主なビザのカテゴリがあります(詳細)。
- 観光査証(L 査証)
- 訪問査証(F 査証)
- 留学査証(X 査証)
- 就労査証(Z 査証)
- 定住査証(D 査証)
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| | | 京杭大運河は、万里の長城とあわせて、世界の4大古代工事のひとつに数えられています。世界で最も古く、最も長い人工運河です。
北は北京から、南は杭州まで、天津、河北、山東、江蘇、浙江の4省を通り、銭塘江、長江、淮河、黄河、海河五大水系と繋がっています。まず初めに黄河と淮河を結ぶ通済渠(きょ)が作られ、続いて黄河と天津を結ぶ永済渠、そして長江から杭州へと至る江南河が作られ、河北より浙江へと繋がる大運河が完成しました。完成は610年のことで、その総延長は2500kmを越えます。
これは太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河(1914年竣工)の長さの21倍で、地中海と紅海をつなぐスエズ運河(1869年竣工)の長さの10倍に相当します。しかもこのふたつの運河より2000年も早く建設されています。どれだけこの「京杭大運河」がすごい大工事であったかがわかっていただけるでしょう。ちなみに北海道から沖縄までがだいたい3000キロですから、その3分の2の長さに匹敵するのです。
中国には「南船北馬」ということばがあります。古くから、江南地方では、水運が発達していましたが、華北地区では、馬に頼っていました。この不便を解消するために、戦国時代から各地に運河が造られました。例えば、春秋時代の紀元前486年、呉王夫差が開削した江都(今の揚州)と口(今の淮安)間の南北を結ぶ水道邗溝等がそれです。漢代には、黄河から長安へ、また南の開封への運河が開通していていました。
その後、魏晋南北朝の時代に、これらの運河は荒廃していきました。しかし、北朝(北周)から出た隋の文帝が、淮水の楚州と長江の揚州を結ぶ山陽瀆(とく)を完成させて、589年に南朝の陳を滅ぼして、南北を統一しました。 |
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