白色テロの女性被害者を描いた台湾映画『流麻溝十五號』の原作、『流麻溝十五號:?島女生分隊及其他』。読み始めました。いやあ、詳しい詳しい。
色々調べてもなかなか分からなかったことが、この本で一発解決。例えば、張常美さんが巻き込まれた《台中事件》、詳しいことがわかってませんでしたが、この本を読んでやっとわかりました。
それから、ある資料では、緑島の新生訓導処の収容者は12の中隊に分けられたが第8中隊は無かった、それは共産党の《八路軍》をイメージさせるからだった。と書かれていたのに、なぜ女性分隊が第8隊と言われているのか…も不思議だったけど、《第8隊》と言うよりは女性が空いたところに入れられた、という感じなんだろうな、と納得しました。
本当に、驚く程の充実した内容です。これは映画にしたくなるのも当然! ドラマ化も是非お願いしたいものです。