NHKの情報番組(あさイチ)で、この日ゲストのあるお笑い芸人さんが生番組に冒頭の25分遅刻すると言う事態が発生しました。ご本人は腫れぼったい目で明らかに二日酔いでの登場でした。
番組では佐賀県特集で、生の岩海苔かなにかの特産品の紹介して試食する場面でしたが、こともあろうにこの芸人さんはいきなり強烈なボケをかましました。
『遅刻した身で何ですが、ご飯が欲しくなりますね!』
私は毎朝拝見しているので、出演者は大変だろうなとは思っていましたが生番組で、しかも天下のNHKでの遅刻者を拝見したのは初めてでした。この人、暫く番組には呼ばれないなと思いました。ある意味で貴重な場面でしたが・・・
さて、公私共々遅刻したことがないひとはいないとは思いますが、私もサラリーマン人生の中で入社して間もない若い頃でしたが、一度だけ会議に遅刻して課長に全課員の前でこっぴどく怒られた経験があります。
それは、毎週月曜日の朝に開かれていた課会でした。前日の夜半から都内では珍しく雪が降り始めていました。案の定、翌日早朝には雪が積もり普通の交通状況ではありませんでした。それでも、私はいつもよりも早めに出社したつもりでしたが、想定以上に交通状況が悪く、会議に遅刻したわけです。
『前日からの雪で交通状況が悪くなるのは分かっていたはずだ!何故、それを見越してもっと早く出社してこなかった!これが大事な商談でお客様の信頼無くして破談でもしたらどうする?』
多分、課長は社内での課会に遅れたことを諭したのではなく、若い私に約束時間厳守の重要性を教えたかったのだと思います。
私は海外営業一筋でしたが、重要な商談や入札には飛行機の遅延やキャンセルなどを想定して、場合によっては前日移動するなど約束時間厳守を心掛けるようにしました。あの時の課長には今となっては感謝していますよ。