息子たちの学区は1年間が4学期に分かれていて、その学期ごとにリポートカードという成績表が出ます。
先日リポートカードを持ち帰ってきました。
↓こちらがお兄ちゃん
一番左が科目名
N1 は1学期の成績
N2 は二学期の成績
S1 はトータルの成績
バンド(お兄ちゃんはチューバ)は少し下がり
ELA(English Language Art 日本でいう国語 ) 、Socialは少し上がりました。
Health educationは前期しかない教科で、日本の保健の授業にあたるそうです。一番難しいと本人がいっているだけあって、成績は良くないけれど、少し上がったしまあ良いでしょう。
お兄ちゃんはESLを卒業したので、アメリカ人と同じ基準で成績がつけられています。(ESL受講対象生徒は英語のディスアドバンデージが配慮された成績がつきます)
弟くんはこちら
弟くんはESLを受講しているので、成績が配慮されているはずなのですが、今回はその但し書きがなかったので、その点は問い合わせ中。
国語算数理科社会以外は点数で評価ではなく、記号による評価です。Sはsaticifactoryを意味します。その下にはN needs improvement U unsatisfactoryがあります。でもよっぽど出ない限り Nや Uはつかないと思います。
また、このリポートカードとは別に「i ready」の習熟度テスト結果がもらえます。
「i ready」はELAとMathの教材ソフトのことなのですが、どんなものかというと日本の公文をイメージしてもらうとすごく分かりやすいのです。
一定期間毎に習熟度判断テストを受けて、その生徒の実力を判断する。そして一人一人の習熟度に合わせた教材を学習します。学校で「i readyに取り組む時間」と言うのがあるようで、その時間中に教材をどんどん進める子もいれば、全然進まない子もいます。
ただ学校にいながら個別学習ができ、できる子はどんどん先に進めます。
お兄ちゃんのi readyの結果はまだ受け取っていませんが、
弟くんは、
mathが学年レベルよりかなり上。ELAは学年レベルにあと一歩でした。
アメリカの小学校のmathは日本と比べるとかなり遅いので、学年レベルよりかなり上になります。
また弟くんは「i ready」の時間にELAよりMathの方が取り組みやすいからずっとMathのばかり取り組んでいて、教材が進みすぎてしまい、日本の中学レベルになってしまい、教材を戻してもらうと言うこともありました。
それ以降はELAにも取り組むようにと話をしています。
親から見た子どもたちの印象としては、
弟くんは
英語は正直まだまだ。語彙力は飛躍的に伸びたものの、正しい文法も理解できていないし、使えていないし、書けていない。
読みだけなら、日本の中2レベル。英作文は中1終了くらいと言うのが正直なところ。
(ただアメリカ人の子どもも英作文はそんなにできない。喋れていても全然書けない。これは日本の高校で国語の教師をしていたから痛いほど分かる。日本の高校生は問題なく日本語を話すけれど、作文や文章読解は得意な子は少ない)
だけれども学校生活や友達関係に関しては全く問題なく過ごせています。
elementaryにもう一年通えるので、きっと彼は大丈夫。様々なチャレンジがあるけれど、それはきっとどこにいても同じよね。
お兄ちゃんの方は学習についていくだけの英語スキルは身についている。
まだまだ知らない単語もあるけれど、それはアメリカ人の子どもも同じこと。私たちが葉緑体や複素数平面など知らない用語をその時その時覚えたように、新しい用語はその時その時調べて覚えているようです。
socialは6thは世界史のようなことをやっているようで、たまに「古代中国の宗教ってなに?」と聞かれます。私は日本語でも答えが怪しいし、ましてや英語なんかでは答えられません。
世界史の知識は日本に帰ってからも使えますが、日本の場合は定期テストなどでは「漢字」で書けないといけません。
理科もケミカルチェンジとフィジカルチェンジなどをelementaryで習っていましたが、
アメリカでは絵に描いて説明しなさい
自分で実験を考えなさい
と記述で問う形が多かったように思います。
日本の出題形式とはずいぶん違うように思います。
アメリカで得た知識を日本で使うためには日本で求められる形に変換する力(単なる翻訳ではなく)が求められているように思います。
駐在家族にとって子どもの学習に関する悩みは尽きませんね。
ただ最近少し考えが変わってきました。そちらは長くなるので、別で書きますね。