ラオス??首都ビエンチャン北東部に位置するルアンパバーンは14世紀にランサーン王朝が開いた古都で上乗仏教を厚く信仰する街です。市内全体が世界遺産登録されています。
ルアンパバーン市内を流れるメコン川とその支流のナムカン川の近くに16世紀建立されたシェントーン寺院は特に有名です。訪れた時はちょうど太陽が沈む前でその西陽を寺院が受けて輝きを増していました。
極彩色の仏像を前にすると誰も思わず祈祷したくなるから不思議。来たる2023年の安寧と健康を祈願しました。
そして早朝には托鉢をする姿の10名ぐらいからなるグループのお坊様の列に出会えます。皆一様にオレンジ色の袈裟(僧侶服)を身に付けて素足で歩いています。中には小さな子供の僧侶も見かけますが、私は3グループを路上で見掛けました。
日中は半袖で過ごせますが、朝夕は13℃まで下がり乾季で少々涼しく感じますが、素足のお坊様達は寒くないのでしょうか?
ちなみに托鉢とは仏教の出家者の修行形態の1つで、生活に必要な最低限の食糧などを乞い街を歩きながら信者に功徳を積ませる毎朝の修行です。
ローカル民は早朝から路上に座りお坊様に炊いたご飯や精進料理の惣菜物を差し上げています。我々の様な旅人も参加は可能ですが、市民も功徳を積むわけです。
さて托鉢のルート近くでは朝市が開かれています。種類豊富な緑色&香味野菜の数々と私が大好きな小ぶりなバナナ?も売られています。当地では台湾物より小さいモンキーバナナを炭火焼きで食べる習慣です。
そしてラオス料理に欠かせない唐辛子の数々も。この様な朝市は肉と魚類やお惣菜も売られているので一般市民の暮らし振りが垣間見られて楽しいものです。