私はサラリーマン時代に長く電子部品業界向けの装置販売に従事してきました。営業とは言え時にはエンジニアと一緒に客先の製造現場に入り装置稼働状況とか不具合を確認したものです。
製造現場はクリーンルームと言われる特殊な場所で、部品製造に悪影響をもたらす原因となる外部から侵入する微小な埃やゴミを排除できるエアーコンディショニング環境になっています。
更にそこへ入る為に頭から足先までの防塵服を被ります。靴も静電気防止用の特殊靴に履き替えます。当然ながらマスクも着用します。一旦着用すると宇宙服ほどではありませんが、着脱するのが面倒なのでトイレへ行くのも面倒です。
あの当時はマスク着用なんて風邪っぴき以外では特殊なことだと思っていました。パンデミックの関係で日々マスク着用が当たり前の世の中になるなんて思いもしなかったです。
が、台湾では遂にマスク着用義務が一部緩和されるようになりました??
(日本台湾交流協会の通知メール一部を以下抜粋)
中央流行疫情指揮センターは台湾の感染状況が落ち着いてきており、呼吸器感染症の流行が安定していることを踏まえ、防疫と経済及び社会運営を考慮し、また、国内の防疫のキャパシティを維持し、リスクを効果的に管理するため、感染状況の総合的な評価を行った上で、12月1日からマスク着用等の防疫措置を適度に緩和(屋外でのマスク常時着用義務を撤廃)すると発表した。
既に運動中(私の場合はランニング中)での着用義務は無かったものの、早速今朝は事務所までの徒歩通勤時にマスク無しで歩きました。
ほっとすると同時に何かズボンでも履き忘れたかのような不思議な感じにもなりました。習慣とは恐ろしいものですがマスク生活はもう御免被りたいです。
ちなみに台北ではマスク着用義務緩和の開始日に殆どの市民が義理堅く着用していましたよ…