サラリーマン時代に海外出張先(と言っても中国か台湾)から成田空港へ到着してロビーに出ると度々遭遇したのが『Youは何しに日本へ』のTVクルーです。
ある時、リムジンバスに乗車まで時間がありソファーに座っていたところ、隣に座っていた欧米人の女性が寿司弁当をお箸を機用に食べ始めたらインタビューアーが飛んで来て突然撮影し始めました。
さて、1年9か月振りの日本でしたが、約3週間の間にビジネスホテルから品川御殿山や恵比寿に在る欧米系ホテルまで宿泊しました。その間、ハウスキーパーさんやラウンジやフロントで流暢に敬語も話す外国人ホテルマンに出会いました。
風貌からインド人かなとも思いましたが、その多くの方がネパール出身であったのには驚きでした。検索してみると10万人近いネパール国籍の方が日本へ働きに来ており、インドネシアや台湾よりも多いのです。
ネパールと言えば、エベレストを筆頭に8千メートル超級の山々が数多くある国で、首都カトマンドゥ―でも海抜3千メートルを超えており、ブータンと並ぶ高地国家です。シェルパなどの登山サポーターのイメージしかありませんが、決して経済的に恵まれている国ではないと思います。
私もアジア人の端くれで、台湾で起業して働いてはいますが、文化も慣習も文字も全く違うネパール国籍の方が日本で働くのは苦労も多いだろうと思いました。
彼らはこのまま日本や世界中の系列ホテルを転々としていくのか、或いは、ある程度稼いだら祖国へ戻り起業でもするのか、何れにしても大したものだと感心しましたね。
(朝食に食べたオムレツもネパール人コックさん作)