20年前の日記再掲示。
2001年5月17日の日記です。
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午前中で打ち合せを切り上げて、范さんとHa氏と3人でLondonに向かう。
Londonは久しぶりだから心がすこしうきうきする。
不満なのは自分が運転手だということだ。
途中、Serviceでケンタッキーフライドチキンを食べる。
ミュンヘンにはないので久しぶりに美味い。
Ha氏も年の割にはこういう食べ物が好きだ。
LondonではPaddinton Courte Hotelに泊まる。
Paddintonにある小さなホテルだが、結構値は張る。やっぱりLondonは高い。
とりあえず観光しようということで大英博物館へ行く。
まずお決りのミイラを見に行く。
日本人観光客ツアーのガイドの話に聞き耳を立てていたら、
脳みそや内臓を入れた壷がミイラの近くにあるから見てくださいと言われた。
なるほど、壷が4つ置いてある。
British Musiumという名前なのに、陳列しているのは、よその国から持ってきたものだ。
過去にどれだけのものを盗んで(または買ったのかもしれないが微々たる金だったのだろう)
イギリスに持ち帰ってきたのかと思うと恐ろしさを感じる。
范さんたちとそんな話をして、中国からはどんなものを盗んできたのか見てみましょう、という話になった。
中国の展示場に行ってみたが、中国のものはそれはほど多くない。
夜は范さんとLondonの中華街に行く。
イギリスの中華料理屋では中国語のメニューと英語のメニューで値段が違うので
范さんから中国語で注文してもらう。
あわびのいためものがうまかった。
中国料理というと、日本では北京料理、広東料理、四川料理が有名ですが、
上海はどれに属しますか?という質問をした。
まず范さんは「北京料理というのは鴨だけで、それほど特徴はない。
それより山東料理の方が有名です。」と言った。
山東料理はビールの青島のあるあたりだという。
そして「上海料理は家庭料理です。」というので、どういう意味ですか?と聞いたところ、
「上海は20世紀初頭に寒村だったところが100年程で一気に1千万人までになったので、
いろいろな地域からの流入者が集まってできたところです。
ですから上海料理というのはありません。」とのことだった。
上海が出来てわずか1世紀だということは初めて知った。
この日の飲み物はビールのみ。あまり酒を飲まない出張だ。
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解説します。
なぜ范さんの観光みたいなものに付き合っているのか記憶はないですが
毎日イギリスの観光地に行ってますね。
今なら中国料理の違いもわかるし、上海料理というジャンルも聞けば大体どんな料理が
でてくるかわかりますが、当時はまだまだ何もしらなかったですね。
大英博物館は確かに世界中から集めたものを展示しているところです。
今思うとロンドンの町並みや大英博物館などの施設は古いけれども
イギリスが世界を支配していた頃の名残で
当時相当世界の富を集めていたことがわかります。
そういう目でロンドンを歩くとおもしろいかも。
今日のビールはエチゴビールの潤いホップの惚れ惚れエールです。
エチゴビールの新しいビールが出ていて
それもオレンジ色だったので興味を持って買ってみました。
エチゴビールはこれで10種類目です。
ビール178のラズベリーチョコレートケーキスタウトはいまいちだったので
ちょっと気をつけながらの見ましたが、
これはおいしいビールです。
エールなので私の好きなタイプです。
ちょっとフルーティーで苦みも効いています。
これはなかなかおいしいと感心して飲みました。
裏面の絵は象とネッシーのような絵になってます。