20年前の日記再掲示。
2001年5月10日の日記です。
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体臭といえば僕の上司のJも時々くさい。
ある時Jがイギリスから僕のドイツ事務所に出張に来た。
彼が事務所に入ったとたん強烈な体臭がして、僕の舌先がしびれたほどだった。
もう一度書くが、臭いを嗅いで僕の舌の先がしびれたのである。
どういうメカニズムで臭いが舌先をしびれさせたのかわからないが、
あまりに強い臭いに五感の一部が麻痺したのだと思う。
別に近くによって臭いを嗅いだわけではない。2−3メータ離れた距離で、机を挟んでである。
これは強烈な体験だった。
10年程まえ、Jが同僚のNを伴って日本へ出張へ来たときに、2人のスーツケースが成田に届かなかった。
探してホテルに送ってもらうことになったのだが、スーツケースが届くまでの何日かは着替えが無かった。
当時の上司のトニーさんが体格が似ているので彼らにワイシャツを貸してやることになった。
スーツケースは約2日たってホテルに届いたのだが、
それまで彼らは着てきたシャツとトニーさんから借りたシャツの2枚しかない。
スーツケースが届いた次の日に、彼ら二人はトニーさんのシャツを持ってきた。
彼らはクリーニングに出してから返すと言ったらしいが、
トニーさんは家で洗濯するからいいよ、と受け取った。
その日、トニーさんが家にシャツを持っていくと、玄関を入ったところで、
家の奥から奥さんが飛んできて「一体何を持ってきたの?」と言ったらしい。
家の奥から臭いがわかったらしい。それほど臭くなっていたのだ。
夜は会社の帰りに寄ったスーパーで見つけたビーフンのスープを食べてみる。
まずくはないがとてもうまいものでもない。
その他はスモークサーモンと玉葱のスライス、豆腐、枝豆を食べる。
ワインはPinot Grigio Veneto2000を一本飲む。
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解説します。
本当に下がしびれたのは強烈な思い出です。
体臭でそんなことがあるんだということを思い知らされました。
最後のほうのトニーさんが家にワイシャツを持ってきたときに
奥さんがすぐにおいに気がついて奥から出てきた話は強烈ですね。
ちなみにこの上司のJさんもトニーさんもすでに定年で引退しています。
今日の焼酎はやき芋浪漫です。
やまやで安売りしていたので買ってみました。
宮崎県日南市の櫻の郷酒造というところで作ってます。
最初にお湯割りで飲んだとき芋焼酎のガツンくる感じがなく
角が取れて妙に丸くなった味になれなかったのですが
一合徳利にいれて水で割り、燗をしてのんでみたところおいしく飲めました。
普通のお湯割りより燗で飲むのが良いようです。