久しぶりに20年前の日記再掲示を再開。
2001年4月18日の日記です。
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昨日カルルシュタインまでの道は興味深かった。
高速を降りて、20km程一般道を走るのだが、途中に小さな村をたくさん通る。
村の家々はそれほど小さいわけでもなく、ドイツの農家をちょっと古く、汚くした感じである。
村には一軒だけスーパーのような商店があり、平日の午前中だったこともあり、
家から女の人が袋を提げて、道端をとぼとぼ買い物に行く姿が見られた。
西側なら自転車や車でいくところだが、チェコではもっぱら徒歩である。
道路を走っている車がない。
途中で見かけた車はスイスとドイツの車だった。
家の外に車が駐車してある家もあるが、まだまだ貧しくて、一家に2台など持てないのだろう。
村ごとに一軒だけある店はいかにも社会主義的な商店で飾り付けも少なく、
陳列ケースと冷蔵ケースが横にどんと並んでいて、
商品はケースの向こうの棚にあり、欲しいものは店員に言ってとってもらう方式だ。
店員も小さい店なのに3人くらいいる。
社会主義時代にこのスタイルになったのだろう。
お城が休みだったのでがっかりしてどぼとぼ歩いていたら、
このスタイルの店がカルルシュタインの街にあり、
ワインが安そうだったので入ってみた。英語を喋る店員がいた。
この店でゼクトが100コロナ(400円弱)ビールが8コロナ(32円弱)だった。
ヒルトンで飲んだときはゼクトのルームサービスが1000コロナ(4000円弱)
ビールが90コロナ(360円弱)だったのに何と10分の1だった!。
この値段にしてはビールもワインもうますぎる。
今度ピルゼンのテスコまで買い出しに行こうと考えているのであった。
今日は簡単にピザを焼いて食べる。ワインはチェコのゼクトとビール。
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解説します。
イースター休みでチェコに車で旅行に来ています。
プラハのヒルトンに宿泊して帰ってきたようです。
高速道路の往復だけだとつまらないので下道を通っていたところ
このカルルシュタインという城の看板を見つけて寄ってみました。
結局この日は休みのためカルルシュタインという城の中には入れなかったのですが
当時はソ連が崩壊して10年位のころなので
チェコもまだまだ社会主義の雰囲気を残したままでした。
特に田舎ではそうでした。今はどうなっているのだろう?
今日のビールはOettinger Weissbierです。
やまやで比較的安く買えるドイツビールです。
Oettingerってあまりドイツでは見ないけどREWEにはあったような気がします。
上海でも売っていたから海外ではよく売られているビールなのかも。
バイスビール好きとしては安く飲めるのでうれしいビールです。
十分においしいし。
裏側に1731年の創業以来ドイツでは広く愛されている人気ブランドです。
と書いてあるのですが、どうなんだろう?
自分がよく行くのがミュンヘンだから置いてないのかも、と思って調べてみたところ、
やはりドイツで一番売れているビール(一番多く醸造している)とのことです。
その理由は安いから。
Oettingerは宣伝をせず、卸をつかわず販売店に直納で価格を安くしているようです。
ホームページを見てみたらホームページも徹底していて
商品の紹介はなく、従業員募集用のサイトみたいになってました。
また、バイエルン州にあるので、ビール会社などのサイト閲覧の前によくでてくる
「あなたは20歳以上ですか?」という質問が
「あなたは16歳以上ですか?」になってました。
バイエルン州では16歳からビールを飲めるんですよね。