チベット自治区の中国語の正式呼称は、西藏自治区。略称は蔵。区都はラサ市。五つある自治区の一つ。自治区は北東部で新疆ウイグル自治区、北西部で青海省、東は四川省、東南部で雲南省と接し、南はミャンマー、インドアッサム州、ブータン、ネパール、カシミール地区と国境を接します。
青藏高原の中心をなすチベット高原は海抜 4,000メートル以上の大高原で、「世界の屋根」と称されます。高原南部のヒマラヤ山脈は急峻な山々が峰を連ね、ネパール国境にあるチョモランマ峰は海抜8848メートルに達する世界最高峰です。また、チベット高原北部は中国で最も湖が多い地方です。
チベットの気候は冬が長く、夏がないが、日照は十分にあります。空気が希薄なため、外来者は高山病にかかりやすいです。2002年の人口267万人のうち、チベット族が93%を占め、漢族が6%でこれに次ぎます。残りは回族0.3%、モンパ族0.3%などわずかに過ぎません。
チベット自治区は、1地級市及び6地区からなります。
* ラサ市
* 那曲地区、昌都地区、山南地区、シガズェ地区、阿里地区、林芝地区 [改訂履歴] |
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