小雨、13度、95%
昨年、シクラメンを4つ買いました。一つは大きなシクラメン、3つはガーデンシクラメンと呼ばれる屋外でも育つ種類です。この3つは寄せ植えのために買いました。
日本を離れた30年以上前、小さなお財布からクリスマス前になるとシクラメンの大きな鉢を買いました。春になり花が落ちると次の冬も咲かせたいと思うのですが、失敗します。シクラメンは球根です。夏を越させるには水遣りをやめて放置しておくのですが、うまくいきませんでした。昨年求めたシクラメン4鉢、夏を越し、深い緑の葉っぱをつけました。
大きなシクラメンです。
葉っぱを開けると、花芽が見えています。昨年ほど大きな花ではないと思います。真紅の花が開くのは年明けになりそうです。
ガーデンシクラメンの3鉢です。
この中の一つに昨日花が開きました。真ん中の一つにも葉っぱの奥深くに花芽がついています。右端の発育不良さん、これには理由があります。シクラメンは球根ですが、種でも増やすことができます。この春、この右端の鉢の花柄は取らないでおきました。まんまるな種袋が付き、夏前には種をこぼしていました。
その溢れ種から芽が出ています。種を養うために、球根自体は栄養を使い切ります。そのためこのシクラメンは大きく育ちませんでした。
種からシクラメンを育てるのは、発芽の段階で湿った状態を維持しなくてはなりません。難しいと聞きます。その上、種まきのシーズンを外してしまいました。まさかの零れ種からの発芽です。
庭で花をつけたものたち、命のつながりを感じます。種を取りまた蒔き育てる、球根を養ってまた植える、その繰り返しです。庭仕事2年生、失敗ばかりやらかしています。シクラメンの開花が気持ちに弾みをつけてくれました。庭との付き合い、手探りで学んでいます。