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   北京・胡同窯変   
北京。胡同歩きが楽しい。このブログは胡同のあんな事こんな事を拙文と写真で気ままに綴る胡同お散歩日記です。本日も歩きます。

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  第219回 北京・蘇州胡同(7) 日本占領下の臨時政府とその要人ノート...     
2019-01-25 11:58:12


庭の一画に今にも壊れてしまいそうな物置小屋のある洋館の向かい側には 二層のアパートがありました。 そして、通路を挟んでその向かいには伝統的な住宅。 わたしが佇む時代の隔たりを感じさせる二種類の建物の間の路地は、まことに不思議な 空間。 多少の混乱や戸惑いを伴いながらも色も匂いも音も違う時代をいとも簡単に行ったり来 たりできてしまい、時によっては、ほんの少し手間をかければ自分と違うさまざまな時 代を生きた人々と、たとえかりそめであったとしても出会うことができてしまう。さま ざまな時間旅行のできる胡同はおもしろいなぁと思う。 前へ進むと直ぐに行き止まり。そこで元のところに引き返し、次は北端にあった出入口の中へ。 やはりおじゃましてみました。 行き止まりなので前にご... [続きを読む]
 
  第218回 北京・蘇州胡同(6) 日本占領下の臨時政府とその要人ノート...     
2019-01-14 10:57:24


【現在のこと】 前回ご覧いただいた飲食店の東側に、北方向にのびる一本の路地がありました。 出入口のところに「此路不通、請勿穿行」(この先行き止まり)と書かれた貼り紙。 少し歩くと97号院。 と、いうことは前回ご覧いただいた飲食店は99号院ということのようです。 97号院の向かい側。 何気なく民国風。 次は95号院。 だいぶ手が加えられていますが、奥に洋館らしき建物が見えたのでおじゃましてみました。 この建物は、ひょっとして前回ご覧いただいた次の大きな建物の一部なのでは、と思われます。 【今から80年ほど前のこと】 “今や六十四才、五尺足らずの短身痩躯、その上、片眼がつぶれていつも黒い色眼鏡を かけている。一見、不気味な... [続きを読む]
 
  第217回 北京・蘇州胡同(5) 公然の秘密たる非合法な営業が繰り広げ...     
2019-01-06 10:23:35


好物の白菜をあとにして再び歩を進めると、何やら大きなゲート。 顧みれば2014年10月に撮った写真にもこのゲートは写っていました。 しかし、注目していただきたいのは、何といってもゲートの西隣に肉屋さんがあったこと。 こちらのお店を経営なさっていらっしゃったのは、どうやら回族の方だったようです。 そのため扱っているのは牛肉と羊肉で、豚肉はおいてありません。 余談になりますが、今年の干支は「猪(イノシシ)」。しかし、中国では「猪」は「zhu(ヂュー)」と読み、 豚のこと。だから中国では本年はブタさんの年なのです。 ちなみに、「イノシシ」は「野猪(yezhu/イエヂュー)」。 時間を現在に戻してゲートを通り過ぎると、 理髪店がありました。 しかし、看板が出ておりません。 なにやら規制があるようです。 しかし、理髪店のシ... [続きを読む]
 
  第216回 北京・蘇州胡同(4) 日本占領下、日系おみやげ店や日本旅館...     
2018-12-30 16:08:58


1965年の地名整頓時に蘇州胡同に編入された延寿庵胡同の南出入口を出て、ふたたび 東方向に歩き始めると、アパートに沿って健康増進のための運動用具が置かれていました。 運動用具にまじってゲーム。 身体の健康だけではなく、頭脳も健やかでなくてはね、といったところでしょうか。 置かれていたのは、象棋(xiangqi/シアンチー)。 中国将棋。 上にご覧いただいた運動用具の置かれている向かい側は立派な門構えのお宅です。 可愛らしい提灯(灯籠)がさがっています。 門牌の字体が素敵でした。 この蘇州胡同106号は、一般住宅ではなく、看板は出ていませんが超市(スーパーマーケット)。 この超市の外壁に沿って少し歩いてみました。 歩いてみて、4年ほど前の... [続きを読む]
 
  第215回 北京・蘇州胡同(3) 今は昔、延寿庵、八宝楼という胡同があ...     
2018-12-18 10:00:36


118号院を後にして再び胡同を歩き始めると、前方に一匹のネコがいました。 名前はボス。 数ヶ月前に出会い、飼い主がいるのかいないのか分からず、もちろん名前も知りません。 「ネコ、ネコ」と呼ぶのではどうもしっくりしない。そこで勝手に付けた名前が「ポス」。 その貫禄のある容貌やのっしのっしと歩く姿から付けた名前です。 ボスはその顔は怖いのですが、その顔とはうらはらにけっこう甘えん坊将軍。 こちらがボスのそばに立ってその姿や周囲の景色を眺めていると、「ミャオ、ミャオ」と 可愛らしい声を出しながら、こちらの足に身体をすりつけてくるのです。ボスではなく、 甘えん坊将軍あるいはミャオ子と名づけた方がよかったかもしれません。 ボスの話をすると長くなるのでこの辺で切り上げますが、ボスがウロウロしている辺りの 南側には一軒の食堂。 店名を示す看板は出ておら... [続きを読む]
 
  第214回 北京・蘇州胡同(2) 名前の由来や会館などについて少し触れ...     
2018-12-10 11:05:35


蘇州胡同。 蘇州胡同134号院。 玄関脇ではスズメたちが餌を啄ばんでいました。 この餌は、住民の方がスズメたちのために用意したもののようです。 これから寒くなるから、たんと召し上がれ。 音読みで「シュウ」、訓読みで「あつまる、つどう」と読む「集」という漢字は、 「木」と「隹(ふるとり)」で出来ています。「隹(ふるとり)」とは、鳥のこと。 枝にいっぱいの鳥がとまっている様子を表したのが「集」という漢字。胡同を歩い ていると、この「集」という字が頭をよぎります。 この134号院の前には、アパート。 134号院の隣。 正面が洋風に飾り立てられています。 かつての中国の大工さんたちが見よう見まねで懸命に造ったのではないでしょうか。 この建物はこの胡同が清末から民国期にかけて人通りの激しい繁華... [続きを読む]
 
  第213回 北京・蘇州胡同(1) 崇文門内大街沿い西出入口からほんの少...     
2018-12-04 11:05:22


今回は、崇文門内大街沿いにある「蘇州胡同(Suzhouhutong/スゥーヂォゥフートン)」を散策しました。 中国の百度地図を見ますと、緑色で塗った部分が「蘇州胡同」のように思えてしまいますが、 実際にはオレンジ色の部分も蘇州胡同ですので、お歩きになる際にはご注意ください。 当日、歩き始めたのは、崇文門内大街沿い西出入口から。 散策したのは11月の下旬で、周囲の景色もすっかり秋色になっていました。 北京の秋は短く、冬の訪れが早いので、しっかりと秋色を目に焼き付けておかないと・・・。 右側(南側)角は立体駐車場、左側(北側)、東方向にのびる木立の向こう側には、内蒙古大厦(ビル) という高級ホテル。住所は、東城区崇文門内大街2号院。 歩き始めて立体駐車場を過ぎると、石塀の向こう側に早速目を惹く建物が・・・。 華風洋館と伝統... [続きを読む]
 
  第212回 北京・公平巷 公平当と箭桿白胡同     
2018-11-26 13:28:16


今回は、第206回でご紹介した「中鮮魚巷」の一本東側を南北に走る 「公平巷(Gongpingxiang/ゴンピンシャン)」を歩いてみました。 このプレートは公共トイレの外壁に貼られていたもの。このトイレの名称は「公平巷16号旁」。 【その名称や形状の移り変わり】 〇清の光緒年間(1875年ー1908年) その名称「公平当(Gongpingdang/ゴンピンダン)」。 〇民国期(1912年ー1949年) 同上。 次の地図は2007年4月に発行された『北京胡同志』(主編段柄仁/北京出版社)所収の 「北平旧城街巷胡同図(内城東部)」の一部。赤色部分が「公平当」。 〇新中国成立後(1949年ー現在) 1965年の地名整頓時に「公平当」の南端から東にのびている「箭桿白胡同(Jianganbaihutong/ ジエンガンバイフートン)」を編入、現在名となる。 ... [続きを読む]
 
  第211回 【お知らせ】 人工衛星で地球を観察する男からの案内状     
2018-11-13 11:22:26


地面に這いつくばうようにして胡同を歩いている私からすると、人工衛星から地球を観察する という、そのスケールのあまりの壮大さによって私のつつましやかな日常や常識に揺さぶりを かけ、一体何を企んでいるのかさっぱり分からず、思わず「怪しい」とつぶやきたくなってし まう一方で、そのおびただしい得体の知れなさによって私を惹きつけてやまない知人の男から 一通のメールがやってきた。 リモートセンシング。 私にとって決して身近ではない、いや、私の日常にとってまったく無縁と思われるこの言葉の 意味は、ある本の著者によると「空(宇宙)から地球上をカメラやレーダーなどのセンサーで撮 影・スキャンし、その“画像”をみて地球の状態について調べる技術」「医者がレントゲンを みて診断を下すように、どこで火事が起こっていとか、地震の被害の状況がどの程度かといっ た現象など」「地球上で起こっている現象の診断をする技術... [続きを読む]
 
  第210回 北京・侯位胡同(後) 住んでいたのは“祥泰義”という老字...     
2018-11-06 10:54:41


福の字の貼られた玄関のある建物の屋根越しに見える華風洋館を早く見たい。 そんな気持ちを抑えて侯位胡同を歩き出しました。 提灯(灯籠)がさげられ、国旗が掲揚されているこちらは侯位胡同11号院。 この11号院のところでこの胡同は北方向に折れています。 隅きりされた角地の様子。 北方向を撮ってみました。 写真奥に見える大きな建物は北京日報北京晩報社の社屋。住所は東城区建国門内大街20号。 左手手前は9号院。 その斜め前に8号院。 問題の洋館のあるのは、この8号院の中。 早速おじゃましてみました。 上の写真の突き当りを右へ。 本来ならば、ここで右へ曲がったときの写真をご覧いただくわけですが、どうしたわけか 撮り忘れてしまいました。そこで右へ曲がって正面にわたしが見たものを... [続きを読む]
 
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