観光・商用の目的で中国へ入国する日本籍の者は、滞在日数が入国した日から15日以内であれば、査証が免除されます。
下記の主なビザのカテゴリがあります(詳細)。
- 観光査証(L 査証)
- 訪問査証(F 査証)
- 留学査証(X 査証)
- 就労査証(Z 査証)
- 定住査証(D 査証)
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|  | | 江蘇省の無錫、蘇州の両市と浙江省との境界線にある太湖は、水の豊かな中国江南地方でも代表的な湖、景勝地である。
大小40を超える島々が浮かぶ面積2400平方キロメートルの太湖は、周囲の山々や湖岸の風景とともに山水画の如き風景を織り成す。周囲の土地が肥沃で水産物も豊富なことから、中国では古来よりこの地域のことを「魚と米の里」と呼んできた。
明け方、笠と蓑を纏った老いた漁師が、何時ものとおり、船の帆を揚げて湖に出る。小雨に煙る明け方の太湖に浮かぶ帆船、広大な湖の遠くに山々が霞んで見える。 太湖といえば、湖水に点々と浮かぶ舟影がイメージとして焼きついている。このような帆船は以前に比べると、かなり減ってしまったが、今でも伝統を守る人々がいる。
太湖に浮かぶ三山島には、建造180年を超える全長20m余りの7本マストの古い船が停泊している。1980年代には、清の乾隆年間から操業してきた漁船がおよそ100艘あったが、長い禁漁期間中に老朽化の著しいものが次々と廃船となり、今日に至ってはこの1艘しか残っていない。現在太湖で操業する漁船の多くは3本マストの帆船で、5本以上のマストを立てた帆船はほとんど見られない。その殆どが、今では本来の漁船としての役割以上に、「太湖に帆が揚がる」という謳い文句を体験できる観光船として活躍している。帆船に乗り込み、漁民とともに漁をし、食事をして、水上漁民の生活を知る。これが太湖観光の目玉である。 |
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